« ピコモールス NHC-03 | トップページ | 史上最小(当社比)ビデオゲーム »

2006年12月 2日 (土)

アルコールチェッカー

 飲酒運転の罰則が厳しくなったせいか、アルコールチェッカーがよく売れているようです。いったいどんな構造なのかちょっと興味があったのでひとつ買ってみました。

Alcohol1  私が入手したのは、最近、あちこちのネットショップやオークションに出ているもの。アルコールチェッカー機能に加えて、時計にタイマー、なぜか温度計まで付いています。大きさは100x37x17mmと、とてもコンパクト。本体には型番もメーカー名も入っていませんが、たぶん中国製でしょう。外見にはそれほど安っぽさを感じません。ディスプレーが2つ付いていて、上が時計や温度の表示、下がアルコール量の表示となっています。


Alcohol2  使い方は簡単。まず本体正面のPOWERスイッチを押すと電源が入ります。約10秒のカウントダウン(センサーの余熱時間)の後、BROWと表示されるので、本体上部のセンサーに息を3~5秒吹きかけます。するとアルコール量が表示されるとともに、アルコール量が0.1mg/l~0.25mg/lだとCautionと表示、0.25mg/l以上だとDangerの表示とともにブザーが鳴り、数秒後、自動的に電源が切れます。測定範囲は0.00~0.95mg/lで、0.05mg/l単位で表示されるようです。ただこの数字は、息の吹き方や吹く時間によってもかなり変わってしまいますから、参考程度にしかならないでしょう。
 電源はアルコールチェッカー用に単4電池を2本、時計用にLR44を1個使っています。消費電流を測ってみるとアルコール測定中は150mA以上も流れていました。何回も遊んでいるとすぐに電池が空になってしまいそうです。


Alcohol3  裏側のネジを1本外すと裏ブタが外れます。内部を見て、まず目に付くのはアルコールセンサー。直径は約8mm。リード線がチューブで包まれた部品は温度センサー(サーミスタ?)でしょう。あとCR類。そして6389Bと書かれたシールが張られたIC。シールをはがすとHOLTEK社のHT46R47です。どんな素性のICなのか検索してみたら、4チャンネルADコンバータ内蔵の8ビットマイクロプロセッサでした。アルコールチェッカー機能はこのICが担当しているようです。時計や温度計用には別のチップがあるみたいですが、液晶表示部のハンダを外して分解しないとそこまで見られません。面倒臭そうだったのでここまでにしました。

 それにしても中を見て気になったのはハンダ付けの汚さ。基板上の表面実装部品はいいのですが、手作業で付けた箇所を見ると、ちょっと引っ張っただけで取れそうなリード線やら、コテが当たって被覆が溶けている部品やら・・。おそらくほとんど素人の工員による仕事だと思いますが、このあたりはやっぱり中国製の安物、といった感じです。あまりにもひどいので思わずハンダ付けをやりなおしてしまいました。

 一見、もっともらしい数字が表示される測定器みたいなこの機械ですが、はっきり言って精度など全く期待できないおもちゃと考えた方がよいでしょう。

 最後にお約束の一言。
『飲酒運転は法律で固く禁じられております。』

|

« ピコモールス NHC-03 | トップページ | 史上最小(当社比)ビデオゲーム »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アルコールチェッカー:

« ピコモールス NHC-03 | トップページ | 史上最小(当社比)ビデオゲーム »