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2006年10月25日 (水)

ロシア製ガイガーカウンタ

Drsb011_1  ロシア製のガイガーカウンタ「ДРСБ-01」(DRSB-01)を入手しました。私はYahooオークションで落札しましたが、ebayではかなり安く買えるようです。
大きさは155x70x25mmとコンパクト。電源は単三電池が2本。安っぽい造りにキリル文字が怪しさを盛り上げます。
 下に敷いてあるのはロシア語と英語の取扱説明書。旅客機に持ち込むときに怪しまれたら、これを見せればOK、ということですが、本当に大丈夫かな?


Drsb012  スイッチを右にスライドさせると電源が入ります。放射線を検出すると「カチッ」というクリック音とともに上の緑色LEDが点灯し、さらに放射線量が多くなると下の赤色LEDが点灯します。


Drsb013 分解は、裏側真ん中のネジ(購入時にはパテで埋められている)を1本外して裏ブタを外します。
 主な部品はGM管、IC2個、トランジスタ4個、高圧トランス、あとはC、R、ダイオードなど。ロシア製電子機器の中身を見るのは初めてなのでちょっと期待したのですが意外と普通でした。(あたりまえか)


Drsb014_2  GM管。旧ソビエト時代のデッドストック品とのこと。「СЦ180Γ 9119」と書いてあります。1991年製造ということでしょうか。大きさは直径約18mm、長さ約90mmとなかなか立派なものです。


Drsb015_1 IC。
DIP14ピンは「К561ДЕ5」
DIP16ピンは「К561ИЕ14」
というマークです。使われ方からみて、おそらくCMOSデジタルICだと思われますが詳細は不明。下の数字が製造年だとするとこれも旧ソビエト時代のものか?


Drsb016  消費電流は無検出時で約6.4mAでした。電池の持ちはかなり良さそうです。
 このガイガーカウンタ、なかなか感度が良く、バックグラウンド放射線を1分間に50~60カウントします。単純計算で秋月キットの10倍くらいの感度でしょうか。ごく弱い放射能しか持たないウランガラスのビー玉でも、10個くらいまとめると明らかにカウントが増えるのがわかります。

 外見に似合わず(?)、充分、実用的に使えるものです。

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