2019年7月28日 (日)

無銘ドライブレコーダー

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 2年前に買った中華な安物無銘ドライブレコーダー。半年で取付部が壊れ(プラ板と接着剤で無理矢理修理)、1年で内蔵電池が干上がり(駐車監視機能が使えない)、などの障害を乗り越え使い続けてきたのですが、いよいよ動作が怪しくなったので廃棄することに。その前に中身を拝見。

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 ネジを2本外すと簡単に液晶パネルが外れて基板が見えます。基板上の主なICは、

NOVATEK NT96223FG (144pinTQFP)
 デジタルカメラ専用のプロセッサのようです。検索したら大きくCondidentialとプリントされたデータシートが出てきました(笑)

EtronTech EM6A9160TSA-5G (66pinTSOP)
 128Mbit(8Mx16) DDR SDRAM。

MK25D16BTIG (8pin SOP)
 たぶん NOR FLASH MEMORY 。設定が書き込まれるのかな。

DA380F2 (LGA-10)
 3mm角のICにルーペで見ないとわからない小さな字で380F2と書かれていたので検索したら これが加速度センサーでした。

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 基板ウラ。特におもしろそうな部品は載ってない。何やらもう一つコネクタが付けられそうなスペースがあるけど何だろうか。

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 リチウムポリマー電池は3.7V 200mAh。

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 画像センサー基板。赤外線照射機能が付いていて夜間撮影もできるというのがウリでしたが、こんな小さなLEDが4個だけでは全く使い物にはなりませんでした。

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 ネジ2本外すとレンズが外れました。イメージセンサーは4x2.5mmくらい。基板に直付けされているのですね。

 とにかく悲しいくらいに画質は悪いし、やっぱり安物はそれなりなんだな、って思った次第。新しいドライブレコーダーを買ったこともあり、心置きなく分解してしまいました。

 

 

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2019年6月 2日 (日)

AIWA オーディオタイマー MT-20

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AIWAのオーディオタイマー MT-20。1978年頃のもののようです。
ハードオフのジャンクコーナーで不動品ということで売られていたけど、なんとかなるだろうと拾ってきました。

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ケース裏面には商用周波数範囲の日本地図、上面には親切なことに使い方が印刷されています。

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Mt204  

中身を拝見。
LSIは Toshiba TM4801AP
LEDは Toshiba TLG2037
トランジスタが計11個など。

 さて不動の原因を調べたら、なんとLEDが壊れている。正常に点くセグメントから、うっすらと点く、全く点かないセグメントまでバラバラ。何でこんな壊れ方するんだ? 代わりのLEDなんて手に入るわけないのであっさりと修理はあきらめることに。

 

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2019年1月 5日 (土)

電子辞書 TR-9700

Tr97002

 昔、ハードオフのジャンクコーナーで、300円で拾った電子辞書、セイコーTR-9700。どうにも立ち上がらなくなったので処分することに。その前に中身を拝見。ちなみに発売は1998年頃。定価は43,500円だったらしい。

Tr97004

主なICは5個。

T6897 TOSHIBA
 これがCPUかな。詳細不明。

W24257S-70LL Winbond
 32Kx8 C-MOS STATIC RAM

LHMN0PN2 SHARP
LHMN0PN3 SHARP
LHMN0PN4 SHARP
 この3個が辞書ROMでしょう。詳細不明。容量はどれくらいなのでしょう。

基板上部に並んでいるケミコンって何なのかな?

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2018年5月29日 (火)

ルックス電子工業のカタログ

 特殊真空管や放電管を製造、販売していた、ルックス電子工業株式会社のカタログ、製品解説記事など。


  (・Lux Savey Meter AL81型 ・Lux電子銃 ・Lux GM管 7X41M)
  エレクトロニクス 昭和35年(1960年)5月号
  掲載誌、掲載年月不明雑誌記事
  掲載誌不明 1960年頃雑誌記事
  (ストロボ管 SN4 を使用したストロボ装置の製作記事。デカトロン管 LD-10Aを使用した4桁計数機の回路図あり。)
  電子材料 1963年4月号
  (GM管 7X41 7D41 についての解説)
 
  エレクトロニクス 昭和50年(1975年)12月号
  ラジオの製作 1977年7月号
  (GM管 7D41 を使用した周波数カウンター用ガイガーカウンタアダプタの製作記事)



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2018年3月18日 (日)

フリスクブラックライト二号機

 フリスクケースに紫外線LEDを組み込む「フリスクブラックライト」二号機です。

Friskbr1

一号機との変更点は、
 ・電池をLR44にしてLEDに規格いっぱいの電流を流すようにしました。
 ・LEDをケースの中に埋め込み出っ張りをなくしました。
 ・フリスクブラックミントの黒いケースにしました。
 LEDは前回と同じナイトライド社のNS370L-5RLOです。DCコンバータは最初、携帯充電器サルベージ品を試したのですが、効率が非常に悪かったので(LEDに25mA流したとき電源3Vで160mAも消費した)、ストロベリー・リナックス社の MCP1640 DC-DCコンバータモジュールを使用することにしました。大きさは 14mmx11mm 厚さ3.5mmと超小型で、0.65Vから動作、出力は2~5.5V可変と、まさにフリスク工作のために作られたようなモジュールです。

Friskbr2

 このモジュールを使うことで、電池1個(1.5V)だけで動作させることができます。おかげでケースの中はスカスカです。電池ホルダーはハンダ付だけだと間違いなく外れてしまうので基板裏からネジで止めてあります。

Friskbr3

 消費電流はLEDに25mA流したとき約100mAでした。LR44にはちょっと厳しいかもしれませんが、長時間点灯することはないので、まぁよしとしておきましょう。

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2017年5月14日 (日)

フリスク工作 『フリスクオルゴール』

 ジャンク箱の底から発掘した14mmx15mmの小さな基板。1989年秋月電子のサインが入った添付の資料によればビートルズ4曲フルコーラスメドレーのオルゴールモジュールのようです。これは贅沢ですね。せっかくなので使ってあげましょう。

Beatles1

Melodymodule_beatles

 ケースはフリスクケースとします。電源は1.5VなのでLR44でいいでしょう。スタートスイッチはケースに穴を開けて取り付けるのが手っ取り早いですが、芸がないので蓋を開けるとスタートするようにしましょう。さてどんなからくりにしましょうか。小型で軽い力で動作する既製品のスイッチがあればいいのですが手持ちにそんな都合のいいものはありません。ピアノ線やバネ板を精度良く細工するのも面倒です。というわけでリードスイッチを使うことにしました。これなら位置を合わせて磁石を蓋に付けるだけですみます。電池ホルダーは手持ちのものを使おうと思ったら高さがケースに収まらなかったので、勢いで10個5ドルのものをAliExpressで注文してしまいました。バカですね。

Beatles2

 製作はユニバーサル基板を適当に切ってランド面を上にして、モジュールとリードスイッチをハンダ付け。電池ホルダーはハンダ付けだけでは電池を押さえる力に負けてしまうので基板の裏から小さなネジで止めます。基板と圧電振動子をケースに貼り付け、蓋に小さな磁石を貼り付けて完成です。まあたいした工作ではないですね。
 そんなわけで、行き当たりばったりですがほぼ予定どおりのものができました。さりげなく置いておいて蓋を開けた人の反応を見たいところです。ところで前から疑問に思っているのですけど、こういったメロディーモジュールやメロディーICの著作権ってどうなっているのでしょうか?

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2017年4月15日 (土)

ルービックキューブの解法

 古い資料を片付けていたら「ルービックキューブの解法」という茶色く変色した紙が出てきました。確か30年以上前に貰ったものです。家の中を探せば当時買ったルービックキューブ本体もどこかにあるかもしれません。もう二度と遊ぶことはないでしょうが・・

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2017年4月 3日 (月)

謎IC 5501C

Im5501c_2

これもジャンク箱の底から発掘したIC。5501C と印字があります。1971年の製造でしょうか。白いセラミックパッケージに金属部分は金メッキされたなかなか高級そうなICです。おそらくメモリICではないかと思い1980年の最新メモリIC規格表を見たら、Intersil社の IM5501C というICがありました。SN7489相当品、64bit TTL SRAM (メガでもキロでもないただの64ビット)。さてこのICがそうなのでしょうか。このロゴはIntersil社のものなのでしょうか。ちなみに下のICは波形ジェネレーターICで有名な、インターシル社の ICL8038 です。

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2017年4月 2日 (日)

4096bit Dynamic Randam Access Memory

Mcm6604

 ジャンク箱の奥底から発掘したIC。モトローラ製4Kbit DRAM(ギガでもメガでもなくキロ!)。たぶん1980年頃に「Z80マイコンシステムを作ってやるぜ!」と買ったもの。8個のうち1個だけ MCM6604AC で他の7個は 8041004 の印字があるのを今頃気がついた。何で名前が違うのかわからないけど中身は同じものなのだろう、たぶん。今さら使うことは絶対にないけどなんとなく捨てるのも惜しいし、ということで再びジャンク箱の底に沈んでいったのでした。

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2017年3月25日 (土)

フリスク工作 ブラックライト

 コンパクトなブラックライトが欲しくなったので作ってしまいました。Blacklight1_2

 ケースはフリスクケースにしました。電源はCR2032を1個とします。LEDはちょっと贅沢にナイトライド社のNS370L-5RLOを使いました。このナイトライドのLEDはあまり1個売りしているところがなく、売っていてもバカ高い値段だったりするのですが、これは送料込3個1200円で入手したものです。本当は1個あればいいのですけど単価にすれば安いかも、と買ってしまいました。こうやって使わないパーツが増えていくのです。
 LEDはVfが3.6VでCR2032では点灯しないので昇圧回路も組み込みます。これは不要になった携帯充電器から抜き出したものです。ただそのままでは高さがケースに収まらないので部品を付け直しました。電池ホルダーとスイッチもジャンク基板からはがしたものです。

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 ケースの加工もちょっとこだわってみました。まずベンジンで糊を溶かしながらラベルをきれいにはがします。フタに1cmくらいの丸い穴を開けて再びラベルを張ります。その穴に丸く切ったゴム板をはめ込み、ここでスイッチを押すようにしました。これでケースからスイッチが飛び出していないスマートな外観となりました。また気がつかないうちにスイッチが押されて電池が消耗してしまうのを防ぐことができます。言われないとどこにスイッチがあるのかわからないでしょうね。
 あとはLEDの穴を開けて取り付け、基板を両面テープで貼り付けて完成です。あれこれ考えながら他のことをやりながらだったので2日がかりでしたが、延べ工作時間は2時間くらいでしょうか。

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 電池の容量が小さいこともありLEDには約15mAの電流を流すようにしましたが、これでもCR2032には重荷のようで、スイッチを押すと電圧が2.5Vくらいまで下がってしまいます。本当は規格いっぱいの電流を流してもっと明るくしたいところです。まだLEDはあるので手頃なケースがあれば単3か単4電池で同じようなものを作ってみようかな。

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